マンション選びで大切な３つのこと

こんなテーマに関する記事です。

マンションを選ぶ際に大切なことを
　３つあげる
とすれば、下記の3点になります。

・住みやすさ
・マンションの管理
・資産価値

もちろん、その他にもチェックすべき点はありますが、集約すると、上記の点になります。
また、それぞれの項目についても、いくつかの要素があります。

下記に順に説明していきます。

住みやすさ

住みやすさについては、
　周辺環境
　交通の便
　建物
　室内
の要素にわけることができます。

周辺環境

周辺環境については、周辺が静かで安全な環境かどうかということです。
マンションの立地には、住宅エリアの他、
商業エリアや、もありますが、中には、
　工業エリア
もあります。

例えば、湾岸地域などのタワーマンションも、工業エリアに建っている場合があります。
行政的に、工業専用地域という用途地域は住宅はNGですが、
　工業地域
　準工業地域
は、住宅はOKです。
ですので、近くに工場があるエリアにも、マンションが建っているケースがあります。
そのような場合、粉塵や騒音、臭いなどの問題が発生する可能性もあります。

また、近くに幹線道路がある場合も、同様に、騒音などのリスクがあります。

周辺環境については、できれば、
　住宅に適した、静かな環境
で、近くに公園などがあるような立地が望ましいと言えます。

また、道路も、歩道がしっかりと整備されているようなエリアかどうかもチェックしましょう。

交通の便

マンションの場合、
　駅近かどうか
が重要な要素となります。

少なくとも、駅から徒歩10分以内の物件が望ましいと言えます。

マンションを選ぶ際には、その利便性が大切になってきますので、
　駅から離れている、
あるいは、
　バス利用、
といった物件の場合、その魅力が大幅に下がってしまいます。

もちろん、駅から離れていても、良い物件もありますが、その際は、将来、
　そのマンションを売却
するような場合に、販売価格の設定において、一般的にはマイナス要因となってしまいます。そういった点を認識しておく必要があります。

建物

建物については、
　しっかりとした造りになっているかどうか
という点と、
　見た目の良さ
もチェックします。

しっかりとした造りになっているかどうか

しっかりとした造りになっているかどうかについては、構造や、建築時の品質など専門的な部分は、なかなかわかりませんが、少なくとも、
　建築費のコストを削減したような建物かどうか
は、外観でもわかるポイントがあります。

例えば、
　・外壁タイルを使うところを、吹き付けで対応している
　・外階段を、建物本体と同じRC（鉄筋コンクリート）ではなく、鉄骨のみの後付けのおうな構造になっている
　・ベランダの手すりに、安価な鉄格子が使われている
等の場合、コスト優先で造られていることが推察されます。

また、室内の天井高が低い場合も、居住スペースよりも、階数を増やすことを優先しているマンションと言えます。

こういった場合は、マンションとしてのグレードも落ちてしまいます。

その他に、住居部分の造りとして、
　直床
と
　2重床
といった構造の違いがあります。

どちらが良いかと言えば、基本は、
　2重床
のほうをお勧めします。

（参考）マンションが直床（じかゆか）か2重床どうかの見分け方

また、マンションを建築した建築会社についても、マンション建築の実績があまり無いような会社の場合は、注意が必要です。

見た目の良さ

マンションの外観のデザインについては、
　好みの問題
になってきます。

感覚的な問題ですが、毎日居住する場所ですので、
　気に入った場所に住む
というのは、重要なポイントになります。

ですので、第一印象でどのように感じたかどうか、好みに合うかどうかを気に留めておきましょう。

室内

マンションの室内については、間取りで確認した後、内見の際にチェックすることになります。

間取りについては、一般的には、
　田の字型
の間取りが多いですが、その他にも、
ワイドスパン
といって、ベランダ側の幅を広くとっている場合もあります。

また、最近では、ベランダのスペースを広めに設計しているマンションも増えてきました。

間取りは、生活動線にも大きくか関わってきますし、結果、生活しやすいかどうかにも直結します。
あまり、イレギュラーな間取りは避けたほうが良いと言えます。

こういった間取りにに加えて、
　リビングの向き
と
　眺望
が大切になってきます。

リビングの向きは、基本、
　南向き
を選びます。

敷地と建物の関係で、リビングが西向きの物件もありますが、当然、南向きの物件に比べると、マイナス要因となります。

また、眺望についても、重要です。
ですので、低層階で眺望があまりよくない物件は、価値が低くなってしまいます。

マンションの管理

「マンションは管理で買え」という言葉があるように、マンションにおいて
　管理面
は重要です。

マンションがしっかり管理されていると、
　安心して居住
することができます。

しっかりと掃除が行き届いていることはもちろん、
　建物、設備の修繕
がなされており、また、
　セキュリティー面
も行き届いているか、あるいは、
　管理組合がきちんと機能しているか
といった面があります。

例えば、近年、
　分譲マンションの空き部屋を民泊に利用する
といったことがありました。
こういったことは、セキュリティー面からも悪い影響がでます。

こういうことがないように、管理組合で、臨機応変に、
　マンションの規約
を改正していくことも重要です。

管理組合が、そういった点にも注意をはらっているマンションの場合は、管理水準が高いといえます。

資産価値について

マンションの資産価値に関しては、ひとつの目安としては、
　将来的に売却する際に、その価値の目減りが少ない
ということがあげられます。

昨今のマンション価格の動向そみると、物件によっては、
　新築時よりも価格が上がっているケース
も多く見受けられます。

もちろん、その時の経済動向も大きく影響しますが、基本、
　他の類似した物件との比較において、その目減りが少ない
ような物件を選定していくと良いと言えます。

その為には、上記にも記載しているような、　
　・住みやすさを構成する各要因
　や
　・マンションの管理の状況
などの結果である
　・その物件の資産価値
といった視点で、チェックすべき項目を意識して、物件の選定をされることをお勧めします。　

さいごに

マンション選びの際には、上記に記載したようないくつかの要素を交えて検討していくことになります。

もちろん、それらの前提として、
　予算
がありますので、その範囲での検討になります。

ですので、予算幅の中でピックアップした物件について、
　複数の視点でチェック
そして比較検討してくことが大切になってきます。

以上、マンション選びで大切な３つのことについてでした。