マンションを購入する際に、
大手の不動産会社か、地元の不動産会社か
どちらを選べばいいのか知りたい。
こんなテーマに関する記事です。
不動産会社は、いろいろな会社があります。ここでは、大手不動産会社と地元の不動産会社を選ぶ際の注意点などについてわかりやすく説明しています。
マンションの購入を検討する際に、どの不動産会社に相談すればいいかについては悩ましいところです。
実際、物件から探す場合に、ネット上、同じ物件でも、
複数の不動産会社が情報を掲載している場合
が多々あります。
その際、大手の不動産会社もあれば、地元の不動産会社もあり、どこに連絡すればいいのか迷ってしまいます。
結論から言いますと、
大手、地元の不動産会社も含めて、ある程度複数の不動産会社と話しをしてみて、その中で信頼できそうな会社、担当者を決めて、具体的な購入の相談をする
ということをお勧めします。
下記に、具体的な注意点等に説明していきます。
大手不動産会社の場合
大手不動産会社の場合は、会社にもよりますが、組織が大きいだけに、体制はしっかりしている先が多いと言えます。
例えば、
売買契約書
についても、複数の確認がはいり、比較的しっかりしたチェック体制があったりします。
宅建業法などの法律の変更などにも迅速に対応されています。
例えば、現状、法的には、物件の家屋調査は実施義務は無いのですが、会社によっては、売主側の不動産会社として物件を扱う場合は、家屋調査を実施している会社もあります。
また、不動産取引に関する知識の面でも、大手の不動産会社の中には、採用基準を、宅建士の資格保有者に限定している場合もあります。(法的には、営業所5名につき1名の資格保有が必須)
ある意味、基本的な部分でのレベルが一定以上に保たれています。
大手不動産会社の注意点とは?
大手の不動産会社の場合でも、それぞれの会社で、営業方針も異なりますし、また、当然のことながら、
営業担当者のレベル、姿勢
も、幅があります。
端的にいうと、営業優先の姿勢が見受けられるようなケースがあるということです。
最も、このことは、地元の不動産会社にも言える部分ではあります。
もちろん、顧客側の視点に立った、レベルの高い営業担当者もいます。
ですので、最終的には、その担当者の対応内容、専門知識の有無などを総合的に判断することが重要になります。
また、営業所、あるいは、担当者のその月の目標もありますので、中には、営業の数字を優先するような姿勢が見受けられる場合もありますので、個々の状況をみての判断になります。
【参考】物件の囲い込みについて
大手の不動産会社のなかには、物件の囲い込みというルール違反の行為を行っている会社もあり、大手といっても一概に信頼できるとは言えない面があります。
(囲い込みとは、売主側の不動産会社が、預かっている物件の正確な情報を外部にださない行為のことを言います)
もちろん、中小の不動産会社の中にもこういった行為を行っている先もあります。
ですので、どういった先に仲介を依頼するかは、相手の信頼性を見極める必要があると言えます。
フランチャイズ形式の不動産会社について
不動産会社の中には、フランチャイズ形式で、店舗展開している場合もあります。
テレビCMなどの広告で、知名度がある不動産会社の中には、
フランチャイズ形式
の会社もあります。
例えば、
センチュリー21
や
ハウスドゥ
といった会社です。
こういった会社の場合、実際にその不動産の店舗を運営しているのは、
加盟店の会社
になります。
通常は、地元の会社になります。
また、中には、他業種から不動産事業に参入する際に、フランチャイズ加盟するケースもあります。
そういった場合は、経験者を採用して、事業をスタートすることになります。
あるいは、経験者が独立開業する際に、フランチャイズ加盟するようなケースもあります。
いずれにしても、フランチャイズの場合、実際に経営している会社と、ブランドを提供している本部は、別の会社であるということになります。
ですので、サービスの品質は一定の水準を保ことが目指されているものの、加盟店ごとの経営方針は異なることになります。
上記に記載したように、実際に経営しているのは、地元n中小企業ということになります。
ですので、ブランド名で判断するのではなく、その店舗ごとの対応内容で判断すべきと言えます。
地元の不動産会社の場合
地元の不動産会社の場合は、実際、
会社によって、その内容にかなりの幅
があります。
基本的に注意すべき点は、
不動産会社によって、得意な分野がある
という点です。
例えば、
賃貸物件の管理をメインで行っている不動産会社
の場合、マンション購入の仲介に慣れていない為、適切なアドバイスを受けることが期待できない可能性が高くなります。
ですので、地元の不動産会社を選ぶ際は、
売買物件の取り扱いに実績がある先
を選定する必要があります。
また、地元の会社だけに、その地域の情報、動向に詳しいというメリットもあります。
ただ、実際に対応する担当者のレベルに関しては、
対応品質や、専門知識等
での差がある可能性が高いので、対応内容をみての判断になります。
大手不動産会社、地元の不動産会社に共通する点
両方に共通する点ですが、結論としては、
・会社の姿勢
・担当者の対応内容
・不動産取引に関しての専門知識
をみて、
・信頼できる相手か、安心してマンション購入の相談できそうか
を見極めることが重要であるということです。
その際には、
・マンション購入に際しての知識があり、
・注意点など含め、必要なアドバイスがある、
また、
・住宅ローン含め、購入までの一連の流れについてのしっかりした説明がある
といった点などがあるかを確認しておきましょう。
また、逆に、そういった説明がなく、結論を急がせるような場合は要注意です。
大手の会社でも、担当者によっては、その月の目標数値の関係もあり、
申し込みを急かせるような言動をする人
もいますし、地元も会社の場合も同様に、
なぜか、しつこい営業をする人
もいます。
いずれにしても、マンション購入は、高額なお買い物になりますので、結論をだすまでに十分に検討する必要があります。
以上、「マンション購入は、大手不動産会社か地元の不動産会社のどちらがいいのか?」についての説明でした。