低層マンションの注意点があれば知りたい。
こんなテーマに関する記事です。
低層マンションには、いくつか注意点があります。その内容についてわかりやすく説明しています。
低層マンションとは、一般的には、
2~3階建てのマンション
のことを言います。
マンションの場合、
眺望が良い
という点で購入を検討される方が多いですが、低層マンションの場合、高台の物件以外は、眺望は望めない場合が多いです。
しかしながら、結構、人気があります。
その理由と、また、意外な注意点もありますので、下記に順に説明していきます。
低層マンションが人気の理由
用途地域について
そのマンションが、低層になっている理由に、
用途地域
の制限がかかっている場合があります。
つまり、
低層住居専用地域
という用途地域のケースです。この場合、高層の建物は、建築不可となっています。
この用途地域に指定されたエリアは、
低層の住居をメインとした地域
です。
低層の定義としては、
高さが、10mもしくは、12m(行政によって指定があります。)
です。
マンションの階ごとの高さが3mとすると、屋上部分も含めて、
3階建て
は建築することができます。
もちろん、周辺も戸建てなどの低層住居がメインの地域ですので、
住環境としては、生活しやすい
エリアと言えます。そのことは人気がある理由のひとつと言えます。
※低層住居専用地域には、1種と2種があり、小規模なお店などの建築できる業種に違いがあります。
高級住宅街の低層マンション
都心部の住宅街にも、低層マンションがあります。
また、高級住宅街に低層マンションの場合、
高額な物件
もあったりします。
結構、築年数が経っていても、人気があります。
その他
周辺環境の点はもちろんのこと、年配の方の場合、低層階のほうを好まれる場合もあります。
また、低層階のほうが戸建て感覚で生活しやすいという一面もあります。
低層マンションの注意点
管理費、修繕積立金について
住戸数が少ないと、管理費、修繕積立金が割高になる可能性があります。
低層マンションの場合、どうしても、住戸数が少なくなってしまいます。
結果、各戸に対する管理費や修繕積立金の負担が、大きくなってしまう可能性があります。
※エレベーターの保守費用は高額になりますが、低層階のマンションでエレベータが無いと、管理費の負担がかなり少なくなる場合があります。
一般的に、エレベーターの保守費用は高額になりますので、結構負担が大きくなります。
駅まで遠い場合があります。
物件にもよりますが、低層住居専用地域に建っているマンションの場合、駅からの距離が遠い可能性があります。
エリアにもよりますが、駅前は、商業地域などになっている場合も多く、そういった地域では、低層住居専用地域の戸建てが多く建っているような地域は、駅から離れている場合もあります。
物件によっては、1階が半地下になっているようなケースがある
高さ制限の関係で、稀に、
1階部分を半分地下のような構造にして、4階建てになっているような物件
があります。
もちろん、日がはいるようには設計されていますが、少なくとも、その階の眺望は望めません。
担当していたエリアに、そのような構造のマンションがあったのですが、いつも、
その半地下の部屋
が売りにだされていました。
レアケースとして、そのような物件もあります。
用途地域の調べ方
用途地域は、市町村で確認することができます。
また、市町村によっては、ホームページ上でチェックすることができる場合もあります。
また、用途地域の種類としては、下記ページに詳しく記載されています。
国土交通省のページ▼
以上、低層マンションについての情報でした。