住宅ローンの際に契約する
団体信用生命保険
について知りたい。
こんなテーマに関する記事です。
住宅ローンを組む際には、基本、「団体信用生命保険」の契約も行います。ここでは、「団体信用生命保険とは何なのか?」についてわかりやすく説明しています。
マンション購入で、住宅ローンを組む際には、
「団体信用生命保険」
も手続きすることになります。
通常、
団信(だんしん)
と略した言い方をします。
住宅ローンは高額になりますので、万が一の場合に備えての保険です。
その内容は、あくまで住宅ローンの残債を一括で支払う為の保険ですので、入院費などが支払われる一般の生命保険とは異なります。
また、「団体信用生命保険」の受取人は、住宅ローンを組んでいる金融機関になります。
「団体信用生命保険」の注意点として、いくつかのポイントがありますので、下記に整理しておきます。
一般の銀行の住宅ローンには、「団体信用生命保険」の契約が必須
都銀、地銀、信用金庫など、一般の金融機関で
住宅ローンを組む際
には、「団体信用生命保険」の契約が必須になります。
ですので、
「団体信用生命保険」の契約条件がNGの場合は、住宅ローンも組めない
ことになってしまいます。
タイミング的には、
銀行の本審査
の際に、告知事項を記載して、その確認を行います。
告知事項としては、一般的に、
・最近3ヵ月以内に医師の治療・投薬を受けたことがあるかどうか
・過去3年以内に下記の病気で、手術を受けたことまたは2週間以上にわたり医師の治療投薬を受けたことがあるか(具体的な病例の一覧)
といった事項です。
もし、記載の事項に該当するような場合は、
「団体信用生命保険」の契約ができない場合
があります。
その際は、結果的に、住宅ローンの契約自体もできないということになります。
ですので、ご不安な場合は、事前に、銀行の窓口での相談されることをお勧めします。
また、対応策をしては、
・ワイド団信
・フラット35の団信なしプラン
といった方法があります。
詳細は、こちらをご参照下さい。 ▼
「団体信用生命保険」の費用は、住宅ローンとセットになっています。
「団体信用生命保険」の費用は、別途に支払う必要はなく、
住宅ローンの契約のなかに含まれている
というしくみになっています。
また、その位置づけとしては、
ある意味、金融機関側にとってもリスク回避の為のしくみ
と言えます。
もちろん、ユーザー側にとっても、万が一の為の保険ですので、メリットがあります。
また、金融機関によっては、保険の範囲を広げた
3大疾病特約(がん、脳卒中、急性心筋梗塞)
や
8大疾病特約(3大疾病プラス糖尿病、高血圧症、肝硬変、慢性膵炎、慢性腎不全)
を用意している場合もあります。
現状は、3大疾病特約付きが一般的になっています。
また、最近は、
全疾病特約
で、最長12カ月分の住宅ローンの保証や、一時金の支払いなどのプランを用意している金融機関もあります。
その場合は、プランによっては、
金利がプラス
になりますので、金融機関ごとのプランを比較して検討しましょう。
(3大疾病特約は、無料でつけている銀行が多いです)
「団体信用生命保険」の審査は、本審査のタイミングになります。
住宅ローンを組む際には、金融機関の
事前審査
と
本審査
があります。
「団体信用生命保険」に関しては、
本審査
の際に、告知書を提出して審査されます。
ですので、「団体信用生命保険」の審査が理由で、本審査がNGになる可能性もあります。
通常、本審査は、マンションの売買契約の後になりますので、その場合、
折角、売買契約を取り交わしたのに、それが無駄になってしまう
ということになります。
ですので
「団体信用生命保険」で不安がある場合
は、事前審査の際に、銀行に確認されることをお勧めします。
さいごに
先に記載しましたように、
過去3年以内に大きなご病気
をされた際は、「団体信用生命保険」の審査でNGになる可能性もある為、早めに、銀行の住宅ローンの窓口で相談されると良いでしょう。
また、3年以内のご病気で、「団体信用生命保険」の審査の不安がある場合は、
・ワイド団信
・フラット35の団信なしプラン
などの方法もありますので、いくつかの選択肢を検討して、方向性を考えていく必要があります。
以上「団体信用生命保険」についての説明でした。