マンションを購入する際の、
火災保険
の相場について知りたい。
こんなテーマに関する記事です。
マンションを購入する際、通常、火災保険の手続きをすることになります。
その際、実際、どれくらいの費用感になるのかについて、わかりやすく説明しています。
マンションを購入した際に、
火災保険
を検討することになります。
火災保険(共済を含む)の加入率自体は、マンションと戸建をあわせると、
約82%
となっています。
>(参考内閣府|保険・共済による災害への備えの促進に関する検討会 報告 平成29年3月)
また、通常、住宅ローンの借り入れの際に、
火災保険の加入
が条件になっていますので、そういった意味でも、火災保険を手続きする必要があります。
では、マンションの場合、火災保険の相場としては、どれくらいなのでしょうか。
保険額自体は、下記の条件によって、金額が変動します。
もちろん、保険会社によっても、金額差があります。
・構造級
・所在地
・築年数
・床面積
・建物保険金額
・地震保険の有無
・家財保険金額の有無
・補償される事故(プランによって変わります)
落雷、破裂/爆裂、風災、雹(ひょう)災、雪災、水災、水濡れ、外部からの物体落下等騒擾(そうじょう)、盗難、破損・汚損
・個人賠償責任特約の有無
・保険期間:10年(地震保険5年)
・払込方法:長期一括払等
また、マンションの場合、建物構造などの関係から、戸建に比べると、
かなり低い金額
になります。(マンションの場合、専有部分が保険の対象となります)
目安としては、例えば、
・築10年
・保険金額2,000万円
・5年契約
の場合で、概ね、
5~10万円前後
という金額になります。
保険金額や、設定するプランによって、金額がかなり変わってきますので、複数の保険会社のプランを比較して検討されることをお勧めします。
下記に、参考までに、火災保険を選ぶ際のポイントなどについて整理します。
火災保険を選ぶ際のポイント
火災保険を選ぶ際のポイントとしては、下記になります。
・地震保険は、必要?
・保険の金額が大きく変わる要素に注意する
・契約期間は、最長5年
・個人賠償責任保険の重複に注意する
・オプションは、必要最低限で良い
順に説明していきます。
地震保険は、必要?
火災保険の鉄井月をする際
地震保険もあわせて手続きをするかどうか
は、悩ましいところです。
また、保険契約の場合、
火災保険は、地震による火災および破損などは対象外
となっています。
>(参考)地震による火災は火災保険では補償されません。地震保険で備えましょう。(日本損害保険協会)
ですので、
地震による火災および建物の破損時の場合の保険を想定するかどうか
で、地震保険の手続きをの有無を判断することになります。
ちなみに、地震保険金額は火災保険金額の50%が上限となります。
また、破損の程度によって、保険金額に差がでてきます。
そういった点も考慮して判断することになります。
保険の金額が大きく変わる要素に注意する
保険金額が大きく変わってくる要素として、
・地震保険の有無
・家財保険の有無
といった項目があります。
家財保険とは、火災や地震の際の、
家具類、家電製品、衣類などの生活用の動産および高額貴金属など
に対する保険のことです。
火災時などで、家財に損害がでた場合、保険が適用されるというものです。
また、家財が盗難にあった場合も、保険の対象になります。
家財保険は、意外に保険金額が高くなりますので、
必要と判断するかどうか
をしっかりと判断されることをお勧めします。
契約期間は、最長5年
火災保険契約年数は、最長で5年です。
それ以前は、最長10年だったものが、2022年10月より最長5年に変更になっています。
だんだん短くなってきているというのは実情です。
地震保険の契約期間も同様ん、最長5年です。
保険自体は、1年契約で更新することもできますが、5年にしたほうが、トータルのコストは低くおさえることができます。
個人賠償責任保険の重複に注意する
火災保険の契約をする際に、
「個人賠償責任保険」
もつけることができます。
ただし、この「個人賠償責任保険」は、他の保険(自動車保険など)で既に手続きをしてる場合もあります。
その際は、重複して手続きする必要はありませんので、チェックしておきましょう。
オプションは、必要最低限で良い
火災保険は、オプションの違いなどによって、複数のプランが用意されています。
通常は、
3パターンのプラン
が提示されるケースが多いです。
プランの内容によって、金額差があります。
金額をなるべく低くおさえる際は、
必要最低限、必要と思われるオプション
のプランを選ぶと良いと言えます。
さいごに
火災保険自体は、住宅ローンの関係で、手続きする場合が多いですが、どの保険会社の、どういった内容の保険にはいるかは、個々人に任されています。
ですので、火災保険を検討する際は、
複数の会社
の、
複数のプラン
を比較されることをお勧めします。
また、火災保険自体は、万が一のことを考えて手続きするものにはなりますが、掛け捨ての保険という一面もありますので、保険金額やプラン内容とのバランスを考えて検討することが大切なポイントになってきます。
以上、マンションの火災保険の相場についてでした。