マンション選びから購入までのフローとしては、概ね、下記の流れになります。
このうち、
5.条件に合う物件の場合、「申し込み」
について説明していきます。
マンション購入時のフロー
1.対象物件の条件の検討(エリア、予算など)
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2.マンション情報の収集
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3.気になる物件のチェック
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4.内見の依頼
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5.条件に合う物件の場合、「申し込み」
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6.住宅ローンの事前審査
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7.売買契約および手付金の支払い
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8.住宅ローンの本審査
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9.決済(残金の支払い、物件の引き渡し)
(各項目ごとに、ページを分けて説明しています。)
目次
千葉ニュータウン中央のマンションの「申し込み」
千葉ニュータウン中央エリアのマンションを内見した後に、そのマンションが条件に合うと判断した際は、その後のステップとして、
申し込み
というステップになります。
申し込みは、
買付書、買付証明書
とも呼ばれている書面です。
その書面に、その物件を購入する意思がある旨を記載する
というものになります。
申込書(買付書、買付証明書)を記入する際は、いくつか注意点がありますので、下記に順に説明していきます。
申込書はキャンセルが可能なのか
結論から言うと、
基本、キャンセルは可能
です。
ただ、キャンセルする可能性がある場合は、
申し込み自体を出さないほうが良い
と言えます。
申し込み書を記入する場合は、順番としては、先に、十分検討するようにしましょう。
また、可能性として、
申し込みをした後に、何かしら、そのマンションの購入に関わる大きな事項がわかった際は、その理由を伝えて、キャンセルする旨を連絡しましょう。
但し、 売買契約を取り交わす前までのお話になります。
申し込み自体は、法的な拘束力はありませんが、例えば、価格交渉などをする場合、その後で、明確な理由がない状態でキャンセルとすると、売主側にも迷惑がかかるので注意が必要です。
また、レアケースとして、相手側に金銭的損害があるような場合は、裁判に発展するような場合もあります。
下記ページに詳しく記載していますので、ご参照いただければと思います。
マンション 申し込みのキャンセル可能かどうか?
注意点
不動産会社の中には、
申込書(買付書)の記入を急かす
ような会社もあります。
そのような言動のある会社には、注意しましょう。
申込書に記載する内容
申込書に記載する内容としては、概ね、下記事項になります。
■申込書に記載する内容
・氏名、住所
・物件情報
・購入希望金額
・手付金と残代金
・売買契約時期(希望)
・引き渡し時期(希望)
・住宅ローンの有無
・有効期限
・その他条件
主な項目の内容について、下記に説明します。
■購入希望金額
購入希望金額に関しては、
価格交渉する場合に、希望する金額
を記載します。
その金額で話しがまとまるかどうかは、売主さん次第になります。
■手付金と残代金
手付金は、売買契約の際に、物件代金の一部として売主さんに支払う金額になります。
残代金は、物件代金から手付金を引いた金額になり、物件の引き渡し・決済の際に支払います。
物件の引き渡し・決済の際には、
残代金の支払い
諸経費の支払い
所有権の移転書類の記載
などを行います。
残代金などは住宅ローンを実行して対応しますので、決済の際は、関係者(司法書士さんも含めて)が銀行に集まって手続きを行います。
■売買契約時期(希望)
日付は、あくまで仮のものです。
売主さんの都合もありますが、その他の大きな理由に、
銀行の事前審査
のことがあります。
売買契約の際には、事前に、銀行の事前審査が通っていることが前提になります。
ですので、それに必要な日程を踏まえて、スケジュールをたてることになります。
■引き渡し時期(希望)
物件の引き渡しは、残金の支払いと合わせて行います。
引き渡しの際には、所有権の移転登記の関係もありますので、司法書士さんも同席します。
住宅ローンを実行実行して、残代金の支払いを行いますので、関係者が銀行に集まって実施します。
また、決済の前には、
住宅ローンの本審査
と
住宅ローンの契約(金銭消費貸借契約)
を行う必要がありますので、それを含めてスケジューリングします。
■住宅ローンの有無
現金で物件を購入される方もおられますので、
住宅ローンの有無の記載
をします。
■有効期限
概ね、1ヶ月程度を記載することが多いです。
決まりはありません。
その他の注意事項
他にも申し込みしている人がいる場合
同じタイミングで、他にも申し込みをしている人がいる場合もあります。
その場合は、
売主さんにとって条件が良い方
に決まることが多いです。
例えば、
・価格交渉する人と、しない人
・決済が早い人(現金での購入の場合)
などの場合です。
注意点
不動産会社によっては、
「他にも申し込みを出しそうな人がいる」
などど言って、判断を急がせる会社もあります。注意しましょう。
価格交渉がまとまった後の注意点
価格交渉をして、その金額でまとまった後に、
価格交渉なし(満額)で他に申し込みがあった場合
はどうなるのでしょうか?
この場合は、
売買契約前の場合は、価格交渉なし(満額)の人が優先
になる場合が多いです。
最終的には、売主さん判断ですが、売主さんとしては、高く売りたいので、その方向になる場合がほとんどです。
売買契約前であれば、売主さん側も、法的な拘束は無いので、キャンセルできます。
同様に売買契約前であれば、買主さん側からもキャンセルできますので、同じ理由になります。
確実に、その物件を購入されたい場合は、値引きなしでの申し込みを検討されることも選択肢になります。
※ただ、その場も、ケースによっては、
現金での購入で、決済のタイミングの早い人など
が後からでてきた場合、そちらで決まる可能性もゼロではありません。
申込書をだした後のアクション
申し込みを出した後は、
・価格交渉がある場合は、その連絡待ち
と、
・銀行での住宅ローンの事前審査
になります。
実際は、
銀行での住宅ローンの事前審査
をすぐに対応することになります。
事前審査での借入れ予定額は、あとで減額できますので、とりあえず、値引きできなかった場合の金額を想定して事前審査の手続きを進めると良いです。
その他の諸経費の金額も確認して、どれくらいの金額を借り入れればよいかを決めていきましょう。
■申込金について
稀なケースとして、申込書を出すときに、
申込金を請求してくるような不動産会社
があるかもしれません。
新築分譲マンションの場合は、申し込み金はよくあるお話しですが、中古マンションの場合は、正直、ほとんどありません。
キャンセルした場合にトラブルに発展する可能性もありますので、注意が必要です。
以上、千葉ニュータウン中央のマンション選び!「申し込み」時の注意点についてでした。