中古マンション選びから購入までのフローとしては、概ね、下記の流れになります。
このうち、
9.決済(残金の支払い、物件の引き渡し)
について説明していきます。
マンション購入時のフロー
1.対象物件の条件の検討(エリア、予算など)
▼
2.マンション情報の収集
▼
3.気になる物件のチェック
▼
4.内見の依頼
▼
5.条件に合う物件の場合、「申し込み」
▼
6.住宅ローンの事前審査
▼
7.売買契約および手付金の支払い
▼
8.住宅ローンの本審査
▼
9.決済(残金の支払い、物件の引き渡し)
(各項目ごとに、ページを分けて説明しています。)
目次
残金の支払い、物件の引き渡し(千葉ニュータウン マンション)ついて
銀行で、
住宅ローンの本審査
と
住宅ローンの契約(金銭消費貸借契約)
が終わったら、その後は、
残金の支払い、物件の引き渡し
となります。
残金の支払いと、物件の引き渡しは、同じタイミングで行います。
また、住宅ローンの実行の関係がありますので、
銀行に関係者が集まって行う
ということになります。
ここでいう関係者とは、
・売主
・買主
・司法書士さん
・仲介する不動産会社
のことです。
※売主に関しては、遠方にお住まいの場合など、事前に必要書類を揃えておくことで、
売主不在
で行う場合があります。
具体的な内容について順をおって、下記に説明します。
1.売主さんの権利書(登記識別情報)の確認
当日、売主さんが、
物件の権利書(登記識別情報)
を持って来られます。
この書類がないと、所有権の移転手続きが行えませんので、まず、
物件の権利書(登記識別情報)
の内容を確認します。
また、売主さん側は、
印鑑証明書と実印
も必要になりますので、あわせて確認します。
2.残金などの支払い手続き
所有権の移転手続き書類の前に、
住宅ローンの実行の手続き
を行います。
通常、住宅ローンの実行には、少なくとも、1時間以上はかかりますので、先に、その手続きの依頼をします。
具体的には、
支払いが必要な先への出金伝票や振込み伝票の記載
です。
支払い先は、
・売主さん;残金と日割りで対応するもの(固定資産税、管理費、修繕積立金)
・司法書士さん;所有権の移転に関する費用
・不動産会社;仲介手数料
になります。
住宅ローンの実行の前には、通常、銀行の担当者が、司法書士さんに、
物件の権利書(登記識別情報)などの書類は問題ないか
を確認されます。
3.所有権の移転手続きの書類
物件の引き渡しについては、
所有権の移転書類に関する書類を、法務局に申請
して手続きを行います。
実際に法務局に行くのは、司法書士さんになります。
住宅ローンの実行ができるまで、この
所有権の移転書類
について、それぞれの書類に、売主、買主が署名、捺印をします。
その他、
マンションの管理組合に申請する書類
についても、通常、双方の署名、捺印が必要ですので、署名、捺印をします。
管理組合に申請する書類については、通常、事前に、不動産会社が取得しておきます。
4.マンションの鍵について
マンションの鍵も当日、引き渡しがあります。
また、セキュリティー上、鍵の引き渡しを受けた後、実際にお住まいになられるまでに、
鍵のシリンダーを交換
する場合もあります。
鍵の交換の際は、エントランスの鍵と同じ鍵の場合は、指定の業者に依頼する必要がありますので、詳細は、管理人さん(管理組合)への確認になります。
5.管理規約などの書面
売主さんにもよりますが、
マンションを購入された際の物件の書類
や
管理規約
設備関係の書類
をお持ちの場合、このタイミングで、引き渡してもらいます。
6.売主さんの入金確認
住宅ローンが実行されて、
売主さんの口座に、残金等が入金
されたことを確認して、終了となります。
司法書士さんには、基本、当日中に、法務局に書類を提出いただきます。
また、新しい権利書は、10日~2週間程度先になります。
補足
銀行で住宅ローンが実行されるまでの間、結構、時間がありますので、売主さんに気になるところがあれば、聞いておきましょう。
また、月末や、5、10日などは、銀行が混む関係で、手続きが終わるまでの時間が長引く場合もあります。
以上、千葉ニュータウン マンション(残金の支払い、物件の引き渡し)についての説明でした。