マンション選びの際に、
共用設備
についての注意点があれば知りたい。
こんなテーマに関する記事です。
マンション選びの際には、入居してからの生活のしやすさを考えると、
共用設備
も重要なポイントのひとつになってきます。
中古マンションの購入を検討される際は、内見の際に、共用設備の状態もチェックしておきましょう。
共用設備をチェックする目的は、
・管理がいきとどいているかどうか
・使いやすいかどうか
・不必要な設備がないかどうか
です。
・管理がいきとどいているかどうか
管理状態がよいかどうかは、清掃がいきとどいているかで確認します。
・使いやすいかどうか
設備の内容や、建物内における位置関係を確認しておきましょう。
・不必要な設備がないかどうか
トレーニングルームやケースによっては温泉施設があったりする場合もあります。
設備の維持費は管理費に反映されますので、自身が使わない設備が多いと、結果、不必要な管理費を負担することになります。
もっとも、魅力的な設備があり、自身も利用される場合は、OKです。
下記に共用設備について順に説明していきます。
共用設備のチェックポイント
マンションの共用設備としては、少なくとも、下記の箇所をチェックしておかれることをお勧めします。
ゴミ置き場
ゴミ置き場については、
きれいに清掃されているか
を確認します。
放置されているようなゴミがあると、管理水準が低いと言えます。
また、ゴミ出しのルールが守られていないようですと、住人のモラルも低いと言えます。
その場合は、注意を喚起するような張り紙が貼られている場合もあります。
駐輪場
駐輪場は、
屋外にあるか、
建物内にあるか、
をチェックしておきましょう。
建物内に駐輪場があると天候の影響を受けにくく、自転車も傷みにくいですが、物件のよっては、屋外の簡易な屋根だけの駐輪場の場合もあります。
動線的にも、建物内に駐輪場のほうが良いです。
エレベーターについて
エレベーターの数が少ないと、朝、晩の混む時間に、かなり待たされてしまうことになります。
特に、住戸数が多い物件の場合、その時間も長くなる可能性があります。
では、エレベーターの適正台数は、どれくらいなのでしょうか。
一般的には、
住戸数50~100戸に1台
と言われています。
例えば、200住戸のマンションの場合、
2台~4台
ということになります。
あまりエレベーター台数が多すぎても、管理費が高くなってしまいます。
また、エレベーターに関しては、
検討しているお部屋と、エレベーターの位置関係
も確認しておきましょう。
検討している物件が、エレベーターに近いと、
・機械音がする
・エレベーター待ちの人の話し声がする
・エレベーター正面の物件の場合、玄関を開けた際に、エレベーターを待っている人との目線が合う可能性がある
といった点も注意する必要があります。
非常階段(外階段)
非常階段の場所ももちろんですが、その構造もチェックしておきましょう。
非常階段(外階段)が、
RC造(建物と同じ鉄筋コンクロート)
か、
鉄骨造
かを確認します。
建物と同じRC造ですと、建物との一体感があります。
対して、鉄骨造の場合、どうしてもチープな感じになってしまいます。
夜中など、鉄階段を利用すると音が響く場合があります。
また、鉄階段の場合、メンテナンスをしっかり行わないと、色が剥げたり、錆がでたりする場合もあります。
ゲストルーム
来客時に利用する部屋になります。
通常、予約して、費用もそうかからずに利用できます。
きちんと管理されているか確認しておきましょう。
共用スペース
共用スペースとしては、玄関、廊下、集会場や、キッズルームなどがあります。
メインの玄関はもちろん、大規模マンションの場合、建物への入口が複数がる場合もありますので、検討されているお部屋に近い玄関を確認しておきましょう。
外廊下に関しては、廊下の立ち上がり壁が、金属製の手すり格子になっているケースがあります。
ある程度高さのあるマンションで、外廊下の手すりが、金属製の格子状になっていると、視覚的に少し怖いと感じる場合もあります。
廊下の立ち上がり壁が、基本、RC(鉄筋コンクリート)で、一部が格子の場合は怖いと感じることは無いでしょう。
もっとも、個人差がありますので、現地で確認しましょう。
集会場や、キッズルームは、実際に状態を確認しておきましょう。
キッズルームは、放課後の時間帯であれば、どの程度使われているか確認できます。
掲示板
エレベーターホールなどに、マンション住民向けの掲示板が貼られている場合があります。
注意事項や、防犯上のことも記載されている場合もありますので、注意して見ておきましょう。
=補足=
マンション管理会社
マンション管理会社は、基本、管理組合からの委託を受けた会社になります。
ケースによっては、途中で管理会社が変わる場合もあります。
通常は、そのマンションを分譲した際の建築会社や分譲会社の関連の管理会社が管理する場合が多いです。
ただ、管理組合の意向で、途中で管理会社を変える場合もあります。
また、団地などの場合、自主管理というケースもあります。
駐車場(立体駐車場、平置き)
別記事をご参照下さい。
まとめ
マンションの共用設備をチェックすることで、
生活のしやすさ
はもちろん、
そのマンションの管理水準
も確認することができます。
また、掲示版などの注意事項で、マンション内でも問題があるかどうかも、知ることができる可能性もあります。
マンションの内見の際は、室内だけでなく、是非、上記に記載したような共用設備にも注意してチェックされることをお勧めします。
以上「中古マンションの選び方 共用設備のチェック」についての説明でした。