マンションのタイルの種類と注意点

マンション購入ガイド

マンション選びの際、
 外壁の種類
で注意点があれば知りたい。

こんなテーマに関する記事です。

この記事の内容

マンションの外壁は、タイル張りの他、吹き付けやコンクリート打ちっぱなしなどがあります。外壁の状態は、そのマンションのグレードにも大きく影響してきますので、重要度の高い事項と言えます。

マンションの多くは、外壁にタイルが使用されています。
タイルは、
 耐久性
があり、また、
 高級感
もあります。
吹き付けに比べて、タイル張りのほうが、実用的にも見た目も良いと言えます。

※コスト的な面などから、外から見えにくい場所をタイルではなく、吹き付けで仕上げている場合もあります。
また、コンクリート打ちっぱなしの場合は、吸水性の問題から、撥水性のある透明塗料で仕上げる必要があります。

マンションのタイルについては、
 エントランスだけ特別なタイルを使って演出する
といった使い方もあります。

さて、マンションのタイルの種類としては、
 整形方法、釉薬の有無、吸水率
および
 形状
によって分類されます。

下記に、タイルの種類とあわせて内見の際の外壁タイルのチェックポイントを説明します。

目次

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タイルの整形方法、釉薬の有無、吸水率について

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マンションを検討する際に、実際は、整形方法、釉薬の有無、吸水率まで細かくチェックする必要はかなり低いですが、ご参考までに説明します。

タイルの整形方法

タイルの製造方法に関して、
 押出し成形とプレス成形
の2種類があります。
押し出し成型は、ところてんのように、材料を型で押し出して成型するタイプ、
プレス成型は、プレス機で材料をプレスして成型するタイプです。

釉薬の有無

釉薬とはうわぐすりのことです。
レンガタイルなどは、釉薬がかかっていません。
外壁のタイルは、基本、釉薬がかかっていますが、エントランス部分などデザイン的に釉薬のかかっていないタイルを使用している場合もあります。

吸水率

吸水率は、タイルへの水の浸透に関係してきますので、重要です。
これは、JIS規格で利用用途によって基準が定められています。
吸水率の違いによって、「磁器質」「せっ器質」「陶器質」とも呼ばれますが、JIS規格では、「I類」「II類」「III類」と設定がなされています。

形状について

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タイルの形状は、内容的には、
小口平(こぐちひら);08mm×60mmのサイズの外壁タイル(レンガを元にしたサイズ)
二丁掛タイル(にちょうがけ);227mm×60mmのサイズの外壁タイル。小口平タイルを2つ並べた大きさ。
50角タイル;45mm×45mm(目地を合わせると50mm×50mm)の正方形のタイル
ボーダータイル:227mm×30mmのサイズの外壁タイルです。二丁掛タイルの高さを半分にした細長いタイル。
などがあります。

建物の角に使用するタイルの形状は、「役物(やくもの)」と呼ばれます。

■参考
全国タイル業協会

外壁タイルのチェックポイント

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内見の際の外壁タイルのチェックポイントとしては、
・デザイン、色合いなど、好みの合うかどうか
・部分的に、タイルが使われていない箇所(吹き付け処理)が気になるかどうか
・管理状態(剥落箇所など)

などになります。

デザイン、色合いなどの好みは、好き嫌いの問題ですが、マンション購入後は毎日目にするところなので、気に入ったデザインかどうかをチェックしましょう。

一見、全面タイル貼りのような物件でも、あまり目につかない箇所は、吹き付けで仕上げている場合もあります。
風雨に直接さらされない箇所は、吹き付けでも劣化がおさえられるということもいえます。
壁を吹き付けで仕上げる理由は、主に、コスト的な部分ですが、気になる箇所がないか確認はしておきましょう。

また、物件によっては、タイルの浮きによる剥落がある可能性もあります。
タイルの落下による事故にもつながりますので、その場合は管理組合でしっかりと修繕対応してるかも確認が必要です。
過去の修繕されたような場合も、部分的にタイルの色合いがかわっていたりする場合もあります。

外壁タイルについては、
 見た目の好み

ある程度、築年数が経っている物件の場合は、修繕がなされているかがポイントとなります。

以上、「マンションのタイルの種類と注意点」についての説明でした。

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(この記事を書いたのは、)
この記事は、不動産会社である「株式会社クラスイエ」【宅建業 千葉県知事(1)第17909号】のスタッフが、実際の不動産売買の実務経験を基に書いています。

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