住宅ローンの事前審査について、
複数の金融機関に提出
しても良いのかを知りたい。
こんなテーマに関する記事です。
住宅ローンの事前審査は、複数の金融機関に提出してもOKです。その際の注意点などについてわかりやすく説明しています。
住宅ローンの事前審査を、複数の金融機関に依頼しても良いかどうかの質問を受ける場合があります。
結論としては、
複数の金融機関に提出してもOK
です。
複数の金融機関で事前審査を行うことのメリットもありますが、一方で、注意点もあります。
下記に順に説明していきます。
メリットについて
条件の良い金融機関を比較検討できる
住宅ローンの審査基準は、金融機関によって異なります。
結果、
お借入れする際の条件
も異なってきます。
ですので、事前審査を複数だすことで、その条件の比較検討ができます。
その内容的には、
・金利
・お借入れ金額
・他のローンがある場合、その扱い
・その他
などです。
また、A銀行では条件がついたけど、B銀行、あるいは、C信用金庫では条件がつかなかったという場合もあります。
具体的な例としては、下記のようなケースがあります。
金利に関して
提示される金利に関して、金融機関によって異なる場合があります。
複数の金融機関に事前審査をだすと、金利面を比較検討することができます。
金利の具体的な数字については、銀行によっては柔軟に相談にはのってくれるケースもあります。また、実際の金利は融資実行の際に確定しますので、事前審査の段階では、あくまで、予定金利ということになります。
お借入れ金額に関して
お借入れの希望額が多い場合は、
例えば、希望するお借入額から減額するという条件がつく
という条件がつくケースがあります。
他のローンがある場合、その扱い
場合によっては、現在お借入れがある他のローンについて、そのローンを完済することが条件になることがあります。
その他
金融機関によっては、
クレジットカードを新規で作成する
などの条件をつけてくる場合があります。
デメリットについて
懸念される大きな事項としては、
信用情報に複数の照会履歴が残る
という点です。
金融機関が住宅ローンの事前審査を行う際には、過去にクレジットなどの滞納などがないかを
信用情報の会社に照会
をします。
その場合、
金融機関が照会をしたという履歴
が残ります。
(情報紹介の履歴の保存期間は、概ね6ヵ月)
金融機関によっては、事前審査の際にその履歴を見て、
照会回数が多い
ということが、
他の金融機関で審査NGになっている可能性がある
との判断で、審査上のマイナスポイントになる可能性もあります。
ただ、そういった判断がなされたかどうかは、開示してくれませんので、あくまでの推測の範囲にはなります。
また、金融機関によってもそういった判断の内容も異なります。
いずれにしても、あまりに多くの金融機関で事前審査を行うことは、リスクになる可能性があり、控えたほうが賢明と言えます。
事前審査の先は、2~3先までにおさえておいたほうが良いと言えます。
さいごに
住宅ローンの借入先は、
なるべく条件の良い先
を選定すべきです。
ただ、金利だけで考えると、ネット銀行という選択肢になりますが、その場合、
事前審査が簡易なもの
になり、結果、本審査でNGになるリスクがあります。
ですので、事前審査は、
従来の金融機関
も含めて、複数の先で進めたほうが良いと言えます。
以上、「住宅ローンの事前審査を複数だすこと」についての説明でした。